今年で16回を数えるソウルドラマアワード2021で作品賞最優秀部門の優秀賞を受賞した「スタートアップ:夢の扉」。
「ヴィンチェンツォ」と共に2021年を象徴する韓国ドラマ「スタートアップ:夢の扉」のあらすじやキャストをご紹介します。
「スタートアップ:夢の扉」のあらすじ
ハイテク業界の厳しい競争中、一人の少女が夢に向かって起業しようとしていました。
主人公、ソ・ダルミもそんな若者たちの一人です。
ダルミは幼い頃、両親が離婚し、その結果、姉とも離れ離れになりました。
心を痛めていたダルミに励ましの言葉をかけてくれたナム・ドサンという文通相手が心のより所でした…。
両親が離婚することによって仲の良かった姉妹はそれぞれ正反対の人生を歩むこととなります。
姉は母と共に行き、母は財閥の人と結婚し、豊かな生活を送ることになり、妹のダルミはその後、父を交通事故で亡くし、祖母と一緒に派遣社員として暮らしています。
そんな姉妹は15年後、韓国のシリコンバレー、サンドボックス主催のスタートアップ講演会で再会することになります。
壇上に財閥二世として姉が立っていたのです…。
ダルミはマイクを取り、壇上にいる姉に見栄を張るのですが…。
その講演会に参加していたSHベンチャーキャピタルのチーム長ジピョンは、ソ・ダルミという名前を聞いて、15年前、身寄りのない自分を助けてくれたホットドッグ屋のお婆さんの孫であることに気づきました…。
「スタートアップ:夢の扉」の感想
「スタートアップ:夢の扉」は、「ドリームハイ」や「君の声が聞こえる」、「ピノキオ」などのヒット作品を手がけたパク・ヘリョン作家の最新作です。
パク・ヘリョン作家は徹底した下調べを行う作家として有名ですが、「スタートアップ」にもらしさが各所に見ることができ、ドラマがより一層、リアル感を持つことができたように感じます。
ノートパソコンにたくさんのステッカーが張ってあったり、ちゃんと首からネームフォルダーを下げていたりして、ストーリーの作り込み感があると感じます。
偏見かもしれないけど、エンジニアのノートパソコンにはステッカーが貼ってあるように感じるし、ネームフォルダーをしているとサンドボックスはセキュリティーがしっかりしていると自然と思えるし、細かい演出が感情移入して見れる要員の一つだと思います。
数学の天才といわれるドサンだけでは成功を勝ち取ることはできなくても、チームとして信頼し合える仲間と共に努力していくことで、大きな夢を成功をつかみ取ることが出来る、そんな熱い思いにもなりました。
エンジニアであったり、ウェブデザイナーや投資家、事業全体を統括するようなCEOがいて、大きな事業が進んでいくのだと、ドラマを見て事業の成り立ちも学ぶことができました。
やっぱり、キム・ソンホが最強二番手といわれることに恥じぬ?!演技で、最初は主役なの?と思えるぐらい魅力満載です。
ランニングマシンから落ちるシーンもあり、キム・ソンホがこんなことするの?と微笑ましく見えるし、スーツをビシッと着こなして、さっそうと現れる姿には、生きてて良かったと実感できる一コマです。
見方を変えるとナム・ジュヒョクは微妙な立ち位置の難しい役柄を演じきったのかも知れませんね。
「スタートアップ:夢の扉」のキャスト
キャストの名前の多くが韓国にある駅名であることも注目を集めましたが、パク・ヘリョン作家の遊び心が垣間見えますね。
ぺ・スジ(ソ・ダルミ 役)
両親の離婚、共に生活していた父の死に直面しながらも、祖母に愛情いっぱい育てられる。あることがきっかけで、起業を目指す。
国民の初恋といわれるスジは、男性と女性にも人気がある韓国を代表する女優。「 ドリーム・ハイ」や「あなたが眠っている間に」、続きが見たい「バガボンド」など、人気作品に次々に出演しています。
ナム・ジュヒョク(ナム・ドサン 役)
数学の天才で、サムサンテックの創業者。子供のころ、数学オリンピックで優勝したことがきっかけで、ダルミの架空の文通相手になる。
身長188cmの高身長と精悍なマスクを生かし、モデルとして活躍。俳優としてのデビューは2014年の「インヨ姫」。
「恋のゴールドメダル」でイ・ジョンソクを抑えて?!主演したことで人気に火が付きました。
「ハベクの新婦」や「眩しくて」など人気若手俳優として注目作への出演をしています。
キム・ソンホ(ハン・ジピョン 役)
SHベンチャーキャピタルのチーム長であり、投資家。ダルミの祖母に少年時代に助けられ、その恩を返せずにいたことに苦悩している。
舞台俳優として2009年にデビューし、2017年にドラマ初出演となる「キム課長とソ理事」で主人公の同僚を演じ、注目を集めました。
「トゥー・カップス ~ ただいま恋が憑依中!? ~」や「100日の朗君様」など主人公の引き立て役が注目されがちですが、イ・ユヨンと共演した「君のせいで何もできない」など主役でありながらもちょっと頼りないキム・ソンホもおすすめです。
ドサンの従兄弟クリエーターにPR動画を作ってもらうのですが、その映像が最高です!
ナム・ジュヒョクにあんなことをさせるなんて…。
ドサンの親友、ヨンサンのイケメンぶりにも実は注目です!
「スタートアップ:夢の扉」は起業に対し、夢を抱いている若者たちのストーリーです。ぜひ応援しましょう!
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